「感染症に配慮した避難所レイアウト事業」についてNHK佐賀より取材をうけました!

大町町で、災害時の避難所を使いやすいレイアウトにするため、建築士のアドバイスのもと、町の施設を避難所として使う際の見取り図が完成しました。
佐賀市を拠点に活動する災害支援のNPO「AーPADジャパン」は、県建築士会の有志と連携してことしから、自治体の避難所のレイアウトを提案し、図面を制作する取り組みをはじめました。
そして今月、大町町の指定避難所となっている大町町公民館の図面が完成し、利用する町民の目にとまるよう3階建ての館内の各階に張り出されました。
このうち、子どものいる世帯の避難を想定した2階では10畳ほどの広さの会議室を窓や空調の位置から計算して3つの区画に分け、日当たりや風通しなど過ごしやすさを考慮しています。
また1階は、支援にあたる人の待機場所や仮眠室をあらかじめ設けるほか、避難者と支援者の動線を色分けして示して接触機会を減らすなど、感染症への対策も行っています。
図面の制作に携わった一級建築士の川崎康広さんは「建物にすでにある設備や機能を最大限に生かして、少しでも避難者の生活が快適になるよう設計した」と話していました。
NPOや建築士会では、大町町内の別の避難所でも図面の制作を進めているほか、要望があれば他の自治体にも広げていきたいとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20210421/5080008628.html